7/30(火)にebayで発注して、翌日には発送された筈のPixel King PROが、何故か一旦sellerに戻って再発送となり今週やっと届きました
再発送時はTrack#を付けてくれたので確認したら、HongKong出荷から中3日で到着。
まぁ普通に考えると「運の悪いオペチョン出荷漏れ」ですね。
日本じゃ考えられないけど大らかなアジア諸国ではよくある話ということで、文句を言う気力もなく評価は「Positive」をポチ
開封後ちょこっとだけ試しに使って、「かなり行けそう!」ということで、ストロボ二本撃ちの為にKing-Xというレシーバ単体を追加発注したのですが、この単体販売はebayでもChinaのお店しかやってなくて(先行販売のCanon用はHongKongのお店でも沢山ある)、長~い納期を覚悟してたらこちらは一週間もかからず本日配達。はっえ~
舞珍さんのレポートにもあるようにKingのレシーバも互換性があるのですが、「Auto」モードはKing ProとKing-Xのみで可能な機能なので、Kingの初期不良品を返品した私は、King Proのセット品と同じKing-Xを発注した次第です(撮影会で他のカメラマンさんと混信しなくて済みそうです)。
さて、先日プチ検証に留めたYONGNUOのYN-622Nも同条件で検証しようと思ったのですが、8/4(日)の撮影会、自室テストの絶好調とは打って変って、本日はi-TTLが信じられない位ご機嫌斜めで「ド・オーバー」のオンパレードだったので(前回惨敗した美マージュのショート個撮の時同様にフル発光の繰り返し)、マニュアルの検証のみに留めました(諦めきれずにHWリセットしたり、電源入れる順序も色々と試してみたのですが)
Pixel EnterpriseのKing Pro に対して、YONGNUOの比較すべき製品はYN-622Nではなく10月発売予定のLCD付きYN-622TXとなるのですが(YN-622Nの比較対象はPixelだとKingです)、そこまで待つ気もこれ以上買う気もないので。
Nikon CLSの機能の中で、自分で使う機能がどの程度の精度で実現できるかの検証なので、
King Proの上にストロボを乗せたパススルーの検証や、目玉の一つであるワイヤレスシャッター
機能の検証は行いませんでした。
今回の検証の具体的目的、
【1】 King Proの仕様ではi-TTLをサポートしていると記載されているが、「スタンダードi-TTL調光と
「i-TTL-BL調光」 のどちらがインプリされているのかの確認(使い分けの可否を含めて)と、
調光補正精度の確認(試さないと信用できないので)。
純正のニコンクリエイティブライティングシステム(CLS)では、アドバンストワイヤレスライティング
(要は赤外線ワイヤレス)時には「i-TTL-BL調光」しかサポートされていないので(D800マニュアル
P.387記載)、リバースエンジニアリングだと、純正の「i-TTL-BL調光」の動きをする筈なんですが。
【2】YONGNUO YN-622N、Pixel King Proのマニュアル設定時の純正との調光補正差異の確認
【3】その他使い勝手
概ねのテスト環境は前回のYN-622Nプチ検証時と同一です。
モデルはジャビット君に代わって、長年愛用のDALI Royal Menuet Ⅱ(小さいんですが良く鳴ります・・・)。
まずはReferenceとしてのNikon純正から。
YONGNUO SC-28ケーブル(Nikon SC-28のパチ物)で直結
1. YONGNUO SC-28接続でスタンダードi-TTL(スポット測光したのはマホガニーのキャビネット部分)
2. YONGNUO SC-28接続でi-TTL BL
(スポット測光のスタンダードに比べて、バック白壁の影響で露出が落ちている)
3. 赤外線(D800のポップアップストロボをコントローラとして制御)
こちらはi-TTL BLしかサポートしてないので、参考として上記2と比較...当然ながら変わらない!?
Pixel King Pro経由でのアウトプット
4. Pixel King Pro:i-TTL
D800の測光モードをスポットに設定。ストロボの背面モード表示はi-TTLにさえしておけば
King Proからの制御信号が受けられるとなってますが、一応BLは消して「TTL/FP」表示に。
5. Pixel King Pro:i-TTL BL
D800の測光モードをマルチパターンに設定。ストロボのモードはTTL/BL/FPに。
マニュアル設定時のアウトプット
6. 赤外線(D800のポップアップストロボをコントローラとして制御)
左から1/128, 1/64, 1/32, 1/16, 1/8
7. YOUNGNUO YN-622N経由
左から-2, -1, 0, +1, +2
(1/128, 1/64, 1/32, 1/16, 1/8ってことかに?)
8. Pixel Kin Pro経由
左から1/128, 1/64, 1/32, 1/16, 1/8
目的に対する検証結果
【1】上記の画像では分かりずらいが、3つのオリジナル画像をべったりくっつけて見ると、測光モードに
関わらずi-TTL BLがインプリされているように見える(スタンダードi-TTLは機能しない)。
⇒ リバースエンジニアリングであれば当然そうなる訳だが・・・。
憶測ではあるがスタンダードiTTLが機能するのは、King Proのシューにストロボ接続した場合と
思われる(BLとの選択可)。
⇒純正と同じ仕様ということになるがNikonのマニュアルほど詳細に組み合わせの○×が記載
されていないので不明。
【2】YONGNUO YN-622N、Pixel King Proの調光補正精度の確認
⇒ YONGNUO YN-622N, Pixel King Pro共にる調光補正機能は信頼できそう。
【3】その他使い勝手
・YONGNUO YN-622N、Pixel King Pro共に補正アクションはシンプルで使いやすく、補正も
信頼できると思われる。補正アクションは純正のD800本体で設定するより早い。
・小型ながらも液晶画面のあるPixel King Proは設定の可視化ができるということで非常に使いやすい。
ここまで楽だとマニュアルメインになりそう。
・日中シンクロ使用時の自然光下でのPixel King Proの液晶の見え具合を危惧したが、そこそこ見易い。
・結論を出すには早すぎるが、何かと癖のあるYN-622Nに比べて、Pixel King Proはi-TTLに
おいて今回の検証においては安定した動作をしてくれた。
・YONGNUO YN-622NはSU-800を所有されており、赤外線の限界を感じられている方であれば、
MasterMode使用をメインにするにおいては買いでは?
ということで、しばらくは両方使い込んでみます!(^^)!
P.S.1
到達距離10mでいいから純正で出してくれればこんな面倒な事に時間費やさずに済むのに
・・・Nikonさ~ん!安価にお願いします<(_ _)>
P.S.2
と言いつつも、これにBOWENSマウントのアダプタ付けてどっかでセット販売してくんないかなぁ
・・・しないっすね。ebayるにはちょっと引けるぅぅ
COMMENTS & TRACKBACKS
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テストお疲れ様です。
見知らぬ横文字ばかりで面食らってますが・・・・w
5番めの写真が結果と認識すれば良いでしょうか。
今はNISSINのコードなので(これはこれで必ず発光しますし、
正確だと思うのですが)取り回しに神経を使うので、
購入を検討した方がよさそうですね。
>ロックさん、こんばんは。
はい。5枚目の画像が3枚目と完全一致であれば、CLSを完全に模倣していることになります。
この縮小画像では分かりずらくて申し訳ありませんが、原画を目を凝らして比較した結果、私のレベルでは「頼りになる」と判断しました。
何だかんだ言っても自己リスク前提の3rd Party製品なので、完璧を期待しない中で、自分のやりたいことを実現させてくれると判断できれば「買い」だと思います。レシーバ2個買ってもSU-800より遥かに安価ですから。
ちなみに、買うのは合法ですが使用は違法らしいです(個人の非商用利用であれば問題なしとの話もありますが)!?
Pixcel King Proの4と5で変化が無いので、iTTL BLの効果が???
ワイアレスだとiTTLと理解すればイイのかなぁ。。。
それにしても、旅撮へのリキ入りすぎですってぇ。。。
私もお邪魔しますけどぉ。。。(^_-)-☆
>舞珍さん
わかりずらくて申し訳ないですが、ご指摘の通り原画でも4と5の変化はありませんでした。
⇒ King Proはカメラの測光モードに関わらず同じモードで動作する。
じゃあ、どっちのモードかというと、原画比較で4,5と2,3が酷似していることから、『King Proはカメラの測光モードに関わらず"i-TTL BL"で動作する』(純正の機能を忠実に模倣している)と私的に結論付けました。
King Proでのスタンダードi-TTLのサポートはあくまでもKing Proの上に乗せたストロボの場合だと勝手に解釈してます。
はい。旅撮気合入りまくって困ってます^^;
おぉぉ~、舞珍さんも旅撮ご参加なんですね!! 益々々楽しみになりました。
二週間近くありますが、当日はご指南宜しくお願いします<(_ _)>
あと一人は誰だろう?